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2005年12月23-25日縄文杉・明星岳 丸山(鹿児島)・田口(埼玉)・岩切(鹿児島)・武本(鹿児島)
・石原(兵庫)・原田(兵庫)
誰も踏み入れていない未踏の白谷小屋
縄文杉には行けなかったけれど。。。
いしはら
投稿日:12月29日(木)20時48分5秒
遅くなりましたが、隊長・たけさん・たぐちさん・丸山のおかあさん・いわきりちゃんお疲れ様でした。隊長写真届きました。ありがとうございました。写真を見て屋久島での日々を思い出しております。私の想いが強すぎたのか、神様に少しだけ雪が積もりますようにとお願いしたところ、鹿児島で88年ぶりの大雪となりました。。。おかげで私の乗る鹿児島行きの飛行機は欠航となり、新幹線で九州縦断することとなりました。でも雪のおかげで隊長ですら初体験という白谷雲水渓の大量の雪と遭遇し、人が少なかったせいかたくさんの鹿とその足跡を間近で見ることができました。明星岳では常に手と足を使い、私にはハードな登山となりましたが、頂上から見る景色は最高に綺麗でした。最終日の屋久杉ランドではやはり雪だらけでした。(笑)大阪では雪がほとんど降らないため、大興奮の3日間でした。縄文杉には行けなかったけれど、それ以上に大変楽しい山行でした。7月に行った時は、時間に追われて精神的にもきつかったのですが、今回は縄文杉が中止となったこともあり、ゆったりとリラックスして過ごすことができました。冬の屋久島は人が少なくてやはりいいですね。次回の冬縄文杉に再チャレンジです。最後に帰りの船が遅れて飛行機に乗り遅れそうになったところ、丸山のお母さんと男前の息子さんのご協力により無事に乗ることができました。本当にありがとうございました。最後に隊長本当にお疲れ様でした。今回はほとんど予定通りに進むことがなく、大変だったと思います。
そしていつも淡々としていたたけさん・ゴジラのようないびきのたぐちさん・7月にはわからなかったけれどとても楽しい丸山のおかあさん・いつも明るかったいわきりちゃん、皆さんと出会えてすっごーく楽しかったです。またどこかの山で会いましょう!!
豪雪・無人やくしま (Photo Harada) 12/24明星岳
さらに沢わたりは続く (Photo Taguchi)
空港で皆さんとお別れ (Photo Taguchi)
四季山遊会恒例?雪へダイブ!
お疲れさまでした!いわきり 投稿日:12月25日(日)22時16分4秒
田口さん、無事に東京到着、お疲れ様でした。三岳はもう飲まれましたか?原田隊長、石原ちゃん、無事に飛行機間に合ったようですね。よかったよかった。丸ちゃんママ、武ちゃんも大変お世話になりました。いわきりも無事に帰り着き、こわった筋肉をお風呂でほぐしたところです。隊長は予定変更で何かと大変だったと思いますが、隊長や皆さんのおかげで登山超初心者、初参加のいわきりでしたが大変楽しい3日間を安心して過ごせました。有り難うございました。次も早く参加したいな〜と思いながらビールを飲んでいる次第です。では皆さん、年末に向けて慌ただしいとは思いますが、頑張ってください!
2日目は道無き道を歩く
お疲れさまです! たけ!! 投稿日:12月25日(日)22時56分3秒
はらだ隊長ありがとうございした。雪の白谷・雪の屋久島・良かったです! 田口さんデジカメのノウハウありがとうございました。早速、三脚を買います。今回は6人という少ない人員でしたが、それだけに家庭的な雰囲気で良かったです。皆さんとまたお会いしたいものです!!
ロープ伝いは慎重に
三岳賞味中 たぐち@埼玉 投稿日:12月25日(日)23時18分27秒
改めまして、隊長、みなさん、ありがとうございました。首尾良く三岳の一升瓶もゲット、現在撮影した写真&動画を見ながら三岳を飲んでいます。(笑)隊長、本当にお疲れ様でした。まず安全を第一としながらも、何が起こってもその場で代替オプションが出てくる対応力はさすが隊長です。次は1月にまたもやお世話になります。よろしくお願いします。武本さん、おつかれさまでした。またぜひご一緒したいですね。隣の部屋まで響く隊長と僕の音響攻撃でご迷惑をおかけしました。(笑)屋久島は何度も行かれていろいろとお詳しいようで、またいろいろ教えて下さい。いわきりさん、どうもです。隊長に強い(?)いしはらさんですが、いわきりさんが加勢すると無敵ですね。見ていておもしろかったです。次は何に参加させて頂こうかな〜って考えるのも楽しいですね。丸山さん、今回はマッサージされっぱなしですみません。思わずよだれが出るかと思いました。次回はまた背骨ボキボキを。。。。でも1ヶ月で11回の山行はすごいですね。いしはらさん、対隊長兵器としてのパワーがますますアップして笑えました。次はDAさんもいじりましょう。(爆)縄文杉は見られませんでしたが、和気あいあいとした楽しい3日間でした。改めて皆様に御礼申し上げます。
明星岳山頂
千尋の滝の近く
屋久島会(初級コース) 原田リーダー |
6名 (男性 3名、女性 3名) | ||||
12月23-25日 縄文杉&明星岳コース 1日目:もののけ姫コース :白谷雲水峡-太鼓岩 (979M/登山口からの標高差325m) |
7:25 鹿児島観光ホテル前
7:35 いづろ高速バスセンター(終点です)
7:45 南埠頭に集合
8:35 フェリー出航(地図の見方の勉強会) 12:30 宮之浦港着 →白谷雲水峡へ・入山届提出 13:30 白谷雲水峡から登山開始(登り所要105分) もののけ姫舞台の沢伝いの苔のジャングル登山道を辻峠まで歩きます。 15:15 眺望絶句の太鼓岩到着 (ペース次第では太鼓岩の手前で折り返します) 15:30 下山開始 17:10 白谷雲水峡の登山口着 17:50 安房の宿に到着、入浴 18:30 部屋出し夕食 |
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2日目:24日クリスマス♪ 縄文杉登山 (1,280M/ 荒川登山口との標高差680M) |
5:00 起床 5:30 2食分弁当の受取り、荒川登山口に移動 6:30 荒川登山口より出発・小杉谷小学校跡地で朝食 10:30 縄文杉着・昼食 11:10 下山開始 15:10 荒川登山口着 16:30 尾之間温泉で汗を流します。 18:00 安房の宿に到着 18:30 部屋出し夕食(懇親会&反省会) |
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3日目:明星岳(651M/登山口からの標高差501m/往復3時間45分) | 5:00 起床 5:40 民宿を車で出発、弁当を受取り登山口へ 6:00 安房林道から登山開始(登り所要120分)最初の1時間は林道と登山道をヘッドライトで歩きます。 (ペース次第では頂上手前で折り返します) 8:00 展望の良い頂上到着、朝日を見ながら朝食の弁当をいただく 8:30下山開始 10:15 登山口着 10:25-11:40 民宿で汗を流します。 12:10 宮之浦港着 13:10 宮之浦港着・フェリー乗船(反省会&ランチ) 17:10 鹿児島南埠頭着・解散 |
*参加される方、ご検討中の方は必ず 屋久島会 屋久島心構え♪ 屋久島Q&A 屋久島気象 し尿問題 南埠頭 をご覧下さい。
・1月からは屋久島は豪雪地帯です。宮之浦岳登山中はお腹位まで雪が積もり、ラッセル状態。12月はそこまで雪は積もりません。今回は縄文杉までの交通規制がかかれば、標高の比較的低く無名の明星岳をゆっくり登るコースに変更します。(屋久島は車のチェーンは不要です。その前に交通規制がかかるため。よって登山口までたどり付けないのでアイゼン不要)
・夏の縄文杉に比べ、秋〜冬の縄文杉は登りやすいです。
@登山客が極端に少なくなるため
A気温が8時間山行にはちょうどよい低さのため
・一方注意すべき点は
@日が短いので、夜明け前に登山口を出発。ヘッドライト要です。
A防寒具は必ず必要です。また運動靴は禁止。濡れて凍る恐れあります。
基本的には、登山の初級者(年に何度か登山する方)をイメージしてコース設定しています。
日の出7:15 日の入17:21
3日目
明星岳登頂記録 原田真人
前日は結局、登山口らしき道を見つけるのみであった。近くで農作業している高年の女性に、何回か聞いたが、人によって話すことが違う。昔は岳参りで登ったというが遠い昔のことらしい。人間の記憶は長くない。日没で終了。未練たっぷりで安房に引き返す。(夜は夜で、屋久島風「笑笑?」居酒屋に招かれる。屋久島高校の同窓会風の飲み会で楽しかった。二次会まで招待され、安房のうどん屋の鍋焼きうどんが最高に美味しかった♪)いよいよ最終日、朝5時からヘッドライトをつけ出発。満月で明るいはずだったが、暗い。
(農道を3.3キロ歩く-30分)
安房の合同庁舎から、2000M舗装道路を山に向って歩くと右手に豚舎がある。これを見落とすと、似たような山への農道がいくつもあるので悲惨な結果になるのは前日で体験済み。右手の豚舎を目印に、左手に曲がり、車の車輪の部分のみコンクリートが舗装されている農道をさらに1300M歩く。車の場合は車輪をコンクリートから脱輪すると傷がつくかもしれない。
(林道を3.5キロ歩く-30分)
車でいけるのはそこまでだ。屋久町水道課と林業管理組合が鍵を管理しているチェーンがある。この山は、安房町民の水源の山だ。また蘭などの貴重な草木もあるため盗掘を防ぐためらしい。厳重に管理している(役場の車が入っても、帰りまで開放せずすぐ施錠する徹底ぶりだ)。しかし、この林道トレッキングは最高に気持ちがよい。なにせ道路がない(トロッコ道のみ)安房町-荒川口(縄文杉への登山口)の安房川沿いを歩くためだ。自然に囲まれた快適トレッキングといえる。左手には、前岳や中山や、ヤクスギランドへの道路がかなり高い位置に見える。また遠くには安房川第一発電所の水路が落差100m近く落ちている。チェーン入口から、3300M舗装道路歩くと左手にプレハブ小屋がある。これを見落とすと、林道の終点まで永遠歩く悲惨な結果になるのは前日で体験済み。そのプレハブ小屋からさらに200M歩くと、足元に「水道仕切弁」が4つある。これを踏んで見落とすと、、、くどいか。(話がはずむ四季山遊会の山行ではおしゃべりに夢中になり、思い切り踏んで通り過ぎそうだ)
(休憩)
その4つの「水道仕切弁」が登山入口のサインだ。前日間違って発見したのだが、さらに200M歩くと明星岳沢があり、そこは明るく気持ちがよい。ただしそこは危険なため沢に下りない方が良い。また大きな花崗岩から流れ落ちる水も最高に美味しかった。給水するのに腕が濡れるのは難点だが。ただ、登山口から尾根までいやというほど水場がある。
(本格的な登山開始-白谷雲水峡の世界-1時間)
登山口はあって無いよなものだが、登山道というか水道のパイプ沿いをひたすら登る。左手にはさきほどの明星岳沢が音をたて流れている。途中水道パイプから水が3Mも上に吹き上げていたり、多量に水を吐き出していたり、水がふんだんにある屋久島らしい豪快な水の管理だ。倒木が道を塞ぐ箇所が何箇所かあるが、そのたびにくぐったり、またいだりするが、ところどころピンクのテープがあり心強い。また、自生のヘゴなどシダ類やコケ類が多い登山道だ。まさしく人のいない白谷雲水峡だ。これはいける。20分登ると水道の世界から道を右手に分れ、急な登りになる。しかしそこでも左手に沢があり、下りて水の補給ができる。屋久町民の水源より上部で水を補給するため気を使う。トイレももってのほかだ。
(尾根到着、頂上に向って-30分)
途中、巨大ヒメシャラや、大きな倒木をくぐること数回、ようやく明るい尾根らしき部分に到着する。一息いれるには絶好の場所だ。目の前に三野岳(船行前山)が大きく見える。緩やかな登りを歩くと、しばらくしてピークが見える。いわゆる岳参りの明星岳はまだその先だが、こちらのピークの方が20Mほど標高が高い。とりあえずそのピークの巻き道を通り、岳参りの明星岳に向う。ピークを過ぎ鞍部から明星岳の道は、左手ガケ斜面、右手なにもなく、細くてかなり危ない。いたるところにロープがあり、ロープを左手で持つが、これが細くて心もとない。右足を一歩踏み外すとかなり下まで落ちそうだ。初日の出を見るため、夜にこの道を通るのは決してお勧めできない。最後の登りも急斜面を10M登る。4つんばいになって登るが、ロープも細いし、木の根もなく、握った石も浮石だし、握るものが欲しい!と叫びたくなる急斜面だ。慎重に登りきる。
(頂上の眺めはうなる)
宮之浦岳、太忠岳、愛子岳、安房の町に、海に種子島に大隅半島、すべて見える。松峯大橋に、安房川でのカヤックも見える。時間が止まる。山頂にはかつて岳参りの山であったことを物語る祠(ほこら)がある。かなり古く錆びた小銭がいっぱいある。
(初心者でもいける明星岳を探して)
この祠のある頂上(651M)は、最初のピーク(671M)より下って、登る。標高もピークより低い。鋭く尖った祠の頂上だ。初心者でもいける山を目指すには一番標高の高い最初のピークを頂上なっていないか?探検が始まる。実際いろんな角度からピークには登れた。藪こぎではあるが巻き道から簡単に登れる。これなら、登山口から頂上まで、ロープを使う箇所は一箇所もなく安全に頂上に到達できる。では眺めはどうか。祠の頂上とは違って、樹木を伐採していないため、山側は枝葉がやや邪魔する感じはあるが、手で枝葉を握れば、よく見える。また海側は、石の上にのれば最高の眺めだ。
実はこちらの方が眺めは良いことに気付いた。先ほどは宮之浦岳だったが、こちらはいわゆる投石岳-安房岳-翁岳-栗生岳-宮之浦岳のいわゆる「アルプスの少女ハイジ」ラインが勢ぞろいする。また愛子岳も見えやすくなる。祠のある尖った頂上も足元に見える。これはいける。隠れた屋久島の初心者向け、誰もしらない山を発見した気持ちだ。祠のある頂上には子供や慣れない女性は行けないが、こっちのピークは初心者でも大丈夫だ。眺めも良い。
(満足感みたして下山)
下山は早い。林道まで1時間で着いた。そこから30分歩いてチェーンのある林道入口だ。車があれば往復4時間の明星岳(車なければ合同庁舎から往復5時間)。しかも危ない所はない。誰もいない白谷雲水峡から、誰もいない太鼓岩をイメージしていただければよい
2日目